I.MCIスクリーニング検査
軽度認知障害(MCI)の兆候を早期に発見できる血液検査です。アルツハイマー病は発症するまで約20年かけて主な原因物質であるアミロイドβペプチドが脳内に少しつづ蓄積されることがわかっています。この検査はアミロイドβペプチドを間接的に評価することで、軽度認知障害(MCI)のリスクを調べます。
- 1)50歳以上の方
- 2)認知症への不安を抱えている方
- 3)ご家族が異変に気付いた場合
※以上の患者様にお勧めの検査です。
II.APOE遺伝子検査
アルツハイマー型認知症と高齢者の認知機能の低下に関与する重要な遺伝子の一つにAPOE遺伝子があります。この遺伝子には3つの型(ε2・ε3・ε3)があり、それらを調べることで将来の認知症の発生リスクが予想されます。
※遺伝子検査のため年齢に関係なく家族に認知症の方がいらっしゃる場合は検査をお勧めします。
※上記検査に問題があった場合は、予防方法の指導を行います。またすでにある程度の認知障害を自覚ないしは家族が認識されている場合は保険薬治療や有効なサプリメント(イチョウ葉、ヨークレシチン、ビタミンB群・・・etc)を紹介いたします。