中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

ONPブログ
2021.04.08

 
牛乳信仰からいつまでたっても抜け出せず、カルシウム強化という目的で「成長期には絶対的に必要だ」と、未だ学校給食では牛乳が出され続けています。
決してグルテンフリーという考えのもとではないと思いますが、1日おきで出ていたパン食が、ようやく週1回までと少なくなってきたのに残念です。

 
〜メディアでは報道されない「搾乳と牛乳の真実」〜

・我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深める。
・食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び、自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養う。
 
上記は学校給食法の中の一文です。
牛乳はどんな風に搾乳されているかご存知ですか?人間用の牛乳を取るために遺伝的に改良し(ホルスタイン)、1日に20~40kgも搾乳しているそうです(本来の乳牛は1日に3〜5ℓ程度)。
当然、牧草だけでは大量のミルクをつくることは無理なので、栄養添加した穀物を与えることになります。そして、なんと、ほとんどの乳牛は人工授精で無理に妊娠させられ、妊娠中から搾乳されるのだそうです!
365日中、300日間、人間用に搾乳される。それを繰り返すこと3〜4回で乳はあまり出なくなるため、食用となるとのこと・・・。
この乳牛たちは一生に一度も雄牛と交わることもないし、仔牛を産んでも自分の乳首を子に与えることもありません。ひたすら人間用にミルクを出すだけに生きている・・・。
この自然の摂理と、生命の尊重に反して牛乳は出荷されている、という事実を知り、私は衝撃を受けました。
 
牛乳は仔牛にとっては素晴らしい飲みものですが、離乳期を過ぎた人間が飲むホルモン飲料ではありません(極端でごめんなさい)。
その理由として、本来、牛乳は仔牛用なのです。牛は1日1kgも増えるすごい成長スピードであり、牛乳にはその成長因子ホルモンがたくさん入っています。
この成長因子ホルモンである「インスリン様成長因子-1(IGF-1)」は細胞分裂増殖が盛んな時に力を発揮するといわれています。人間なら乳児期と思春期、成人ではガンに罹ったときなどです。
さらに、妊娠中の搾乳なので、当然女性ホルモンもたくさん入っています。
このホルモンの影響は、正常な人の成長過程において、過剰な成長を促し(決して身長が伸びるということではありません)、エストロゲン様作用の働きにより、乳ガンと前立腺ガンの確率を確実に上げてしまいます。
ミルクは牛の「白い血液」であり、ホルモンは加熱しても加工しても消えることはありません。
本来ならば、女性ホルモンの血中濃度が低い男児に牛乳を与えることはあってはならないことなのです。
このようなマスコミが伝えない牛乳の真実をよく知り、よく考えることは大事なことです。
単にアレルギーのことだけではなく、こうした意味も含め、未来ある子どもたちの身体づくりのために、学校給食の牛乳を再度見直してほしいと切実に思うわけです。
そもそも、ごはんとおかずに牛乳は合いませんね。日本にはお茶があります。(これだけでも学校給食法の「伝統的な食文化」に反するのではないかと思ってしまいます。)

 
〜乳糖不耐症とその真実〜

牛乳というと「乳糖不耐症」についても触れたいと思います。
牛乳を飲むと、お腹がピーゴロゴロ・・・ となってしまい、トイレにかけこむ方も大勢いらっしゃると思います。私もわかりやすく、お腹の具合が悪くなるので口にはしません。
哺乳類のミルクには「乳糖」という糖質が含まれています。
これをラクトースといい、ラクトースはガラクトースとグルコースからできています。
ガラクトースは細胞膜形成に必要なため、急速に成長する子どもには必要です。
本来、哺乳類はその体重が3倍になるまで母乳を唯一の栄養素として育ちます。そして、その期間が過ぎると離乳し、親と同じ食物をとり、生きていくようになります。これが自然の経過です。
離乳を過ぎると、当然、”乳糖分解酵素”の活性は落ち、ガラクトースは肝臓でつくられるようになるため、もう不要になるわけです。
しかし、人間は離乳期を過ぎてもミルクを飲みます。
分解する酵素活性が落ちようとも、今度は母乳ではなく「牛の乳」を飲みます。そのため、分解できない乳糖は未消化のまま大腸に達し、腸内細菌が有機酸をつくり出します。これら有機酸が腸壁を刺激することで、腹痛を引き起こし、膨満感や下痢の原因となっているわけです。
これが「乳糖不耐症」といわれています。
でも考えてみると酵素活性が落ちるのは自然な発達過程のひとつなので、「不耐症」という言い方は本来おかしいですよね。
日本人の中には大人になっても分解酵素活性が低いながらも残っている人がいて、牛乳を飲み続けることにより、飲めるようになる人もいるそうです。
「好きだから」「おいしいから」といって将来的な身体への影響を考えず、毎日飲み続けることは決しておすすめできることではありません。
“有機牛乳”、”低温殺菌牛乳”、”ノンホモ牛乳”、”濃厚牛乳”などスーパーにはいろいろな種類の牛乳が並んでいますが、結果はどのタイプの牛乳を選んでも同じです。
別の哺乳類の乳を生で飲むということが、アジア人には影響を受けやすいということだからです。
 

〜最後に〜

牛乳がお好きな方には見たくもない文章だったと思います。ごめんなさい。
でも、これをきっかけに、もう少し内容を深く知りたいと思われる方は、佐藤章夫 著「牛乳は子どもによくない」、フランク・オスキー 著「なぜ牛乳は身体に悪いのか」、ジェイソン・プラント 著「乳がんと牛乳」を参考になさってください。
これらは、アレルギー用紙記入でご来院された、ご家族の方からご紹介いただきました。まだまだ私たちが知り得ない食べものの真実や、食物不耐の検査法なども教えていただき、大変勉強になりました。
今回のように、これからも皆さんと共に学んでいきながら、多くの方の手助けとなれるように歩んでいきたいと思っています。

今週の盆栽 群雀むれすずめ

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たかはしクリニック副院長高橋真弓

栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師

 

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