たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
今や「3人に一人は何かしらのサプリメントを飲んでいる」という調査結果もあるくらい、多くの方の日常に浸透しています。
皆さんは何のためにサプリメントを摂取していますか。
「栄養補充のため」「○○を治したいため」「目をすっきりさせたいから」「友人に勧められたから」などのお声が聞こえてきそうです。
美容、ダイエット、健康のキーワードは永遠のテーマであり、いつの時代も求められるので、それに準じた健康法やサプリメント開発も毎年あふれるように出ては消えていくのがこの世界です。
有名人が飲んでいたり、宣伝しているとつい買ってしまうこともあると思います。
どのサプリメントも飲めばよいということではなく、基本的な生活習慣、食習慣を整えた上で、さらに補いたい場合や、一番は目的をちゃんともって飲むようにしてください。
基本は食事です。
いいものも良くないものも市場にはあふれており、どれを選択してよいのかわかりません。
治療にも耐えうる医療用のもの、また製薬会社のようによく研究をされているものは、生化学に基づき作られているものが多いので、うまく吸収できれば自覚症状改善は得られると思います。そう、”うまく吸収出来れば”というのが要です…。
人それぞれ消化吸収力も、共存している細菌叢も違いますので、みんな同じ方法が良いわけではありませんので、注意してください。
食事からだけでは補えない栄養素をサプリメントで補充していくと、日常のパフォーマンスが上がる方も大勢いらっしゃることは確かです。
例えば、成長期で運動部の学生は鉄分がいくらでも必要です。
スキー選手の17歳男子は、息切れしやすく練習中はすぐに疲れてしまうし、成績も伸び悩んでいました。
帰宅後も疲れが抜けきれず、いつもゴロゴロしてしまい、朝もすっきり起きれません。
山頂では上下肢がピリピリし不快感があったそうです。
栄養療法をし、体調の良くなった友人に勧められて当院を受診されました。
この方に血液検査をしたところフェリチン値が一桁、血清鉄もかなり低値でした。他院では貧血と言われたことがなく見過ごされていたようです。
このような場合、食事だけでは鉄分は充分に補いきれないため、鉄とビタミンBのサプリメントを摂取するようにすすめました。
その後すぐに、上下肢のピリピリ感がなくなり、練習後の回復も断然良くなったそうです。
そして今までの練習の成果もあり、シーズン中は本人も驚くほど成績がぐんとアップしました。
4ヶ月後の血色素量、赤血球の大きさ、フェリチン値、血清鉄の値も著しく改善していましたが、まだまだ女子並みのデータではありました。
ご本人は、すごく調子が良くなったので、全てのデータがもっと良くなっていると思ったようです。
この事例だけではなく、必要な栄養素が充分に行き渡るようになると、体調不良がみるみるうちによくなる方を今まで大勢みてきました。
栄養療法のすごさを感じずにはいられません。
市販のもの、ネットで購入できるものもたくさんあり、よく、「これは大丈夫ですか?」と沢山のサプリメントをお持ちいただくことがありますが、正直わかりませんとお答えしています。
サプリメントは臨床で手ごたえを感じ、データと自覚症状の改善があるものを紹介しています。
データには反映されない機能性のものもありますので、詳しいことは栄養療法を行っているクリニックにお問い合わせください。
または、サプリメント会社の(株)ニュートライズさんが行っている、皆さんのサプリメンテーションをサポートしてくれるシステムを利用するのもおすすめです。
利用は無料ですし、LINEのオープンチャットで気軽に参加できます。
ここに参加すると、栄養療法に精通している先生が、食事やサプリメントのアドバイスだけでなく、栄養療法についても的確に答えてくださり、心から一人ひとりの健康に寄り添ってくれます。
驚くほどの知識に圧倒されますよ。
とても勉強になりますので是非ご参加ください。
≪もう一点補足≫
今後いつ起こるかわからない災害対策として、サプリメントをストックしておくことは大事だと思います。
基本は食事などと言っていられない事態になりますので、軽くかさばらないサプリメントは、不足しがちな栄養素を補うのにもとても便利です。
流通がストップしてしまうと食糧の確保に困り、バランス良く栄養が摂れなくなることは容易に想像ができます。
以前のブログにも書きましたが、炭水化物が多くなりがちになりますのでビタミンB1(B群として摂りましょう)、新鮮な野菜や果物も摂りにくくなりますのでビタミンC、タンパク質補充のプロテインは確保すると良いでしょう。また、女性は月経の度に失われやすい鉄分も必要です。
さらに、身体の全ての構成成分であるケイ素の補充として濃縮された水溶性ケイ素も備えておくと、飲む以外にも様々なことに使えますのでとても便利です。
簡単ですが、参考になさってください。
梅雨の時期に彩りを与えてくれる紫陽花
いろいろな種類があるんですね
クリニックのアナベルも来週辺りが見頃となりそうです
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