たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
EPAやDHAといった ω-3系の多価不飽和脂肪酸は、狭心症や動脈硬化予防、また抗炎症効果があるので、
積極的に摂ったほうがよい油脂として知られています。
実際、食事指導でも和食中心にし積極的に青魚を食べてもらったり、処方のEPAやサプリメントを勧めたりしていました。
それが…
全ての方にとって良いことではないことが分かってきました。
静岡出身の私はもともと肉を好まず魚好き。
焼肉屋さん、とんかつ屋さん、焼き鳥屋さん、こってりラーメン屋さんに自ら行くことはありません。
肉を食べると、いつもガスが増えるしお腹が重くなります。
八体質別診断上 金体質である私は、肝臓が小さく弱いため胆汁酸の効力が弱く、
肉の飽和脂肪酸をミセル化できないため、うまく吸収できずに腸に残ってしまい、
それが、腸の発ガン性にもつながるし、毒性として残り炎症の元にもなっていきます。
体質上、肉は食べてはいけない食材であったと分かった時には、とても納得がいきました。
単に出身地のことではなく、親から譲り受けた肝臓の小ささが関係していたようです。
油脂は肉だけでなく、もちろん魚にも存在します。
冒頭のように、常温で液体の不飽和脂肪酸はサラサラとした油なので、体には良い油脂というイメージがありますが、とても酸化しやすい性質を持ちます。
魚油の劣化酸化は早く、どんな抗酸化物質を添加しても完全に防ぐことができないと言われています。
魚油の酸化により生じるのが「アクロレイン」と言われる毒性物質です。
例えば真菌感染によるエンドトキシンなどの毒性と同じく、
アクロレインの強い毒性はフリーラジカルを発生させるため、痛みの原因になったり、神経障害や発がん性も誘発してしまいます。
でも金体質の私は、短鎖脂肪酸の働きにより、腸の中で水素イオンを大量発生させることができ、
その強い抗酸化力が、アクロレインに対応できるので、魚を食べても良いのです。
でも、私とは真逆の食である体質の院長は、アクロレインの毒性処理ができないので、かなり負担がかかってしまいます。
それだけの原因ではありませんが、体質によっては魚は避けるべき食材となる人もいるわけです。
このように、魚にも毒性があるということや、摂ってはいけない方がいることはあまり知られていません。
というより、
日本人にとって魚は身近な食材であるため、公の場で大きな声では言えないことでもあります。
逆に魚ではなく、お肉をモリモリ食べたほうがよい体質もあります。
この体質の方は、魚中心、菜食にしてしまうと慢性疲労が強くなり、うつになりかねません。
自分にとって、不必要でミスマッチな食材が入るからこそ腸内細菌がバランスを崩し、各臓腑との連携ができなくなるわけです。
本来は、起きてしまっている症状に対して何かをするのではなく、何故そうなってしまうのかという
そもそも論で考えるべきなのだと思います。
それが、ほぼ食を改めることなのだと医療者、いや誰もが気付くべきなのです。
無駄な治療が随分となくなります!
【八体質検査についてはこちらからも】
院長ブログ「八体質医療をはじめました」
副院長ブログ「八体質医学の幕開け 栄養療法の一歩先へ そのまた先へ」
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