たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
注射をしていないけど「いたい!」と泣き叫ぶ子がいます。
「まだ注射していないよー」といったところで変わりません。
内因性オピオイド(体内で自然に生成される鎮痛物質)にスイッチが入らない状態なので、何を言っても無駄です。
「痛くないからね~」と言った時点で、注射=痛いがインプットされてしまいますし、他の病院で注射の経験があるのなら尚更で、
脳の中では、”注射は痛い”ということが海馬に記憶されているので、何もしなくても痛みは感じるのです。
つまり、この子は本当に痛いんです。
医療従事者の声掛けは、将来の痛みの感じ方に影響を与えてしまうものなので配慮が必要です。
痛いという知覚は、脳の島皮質(とうひしつ)が関与しています。
島皮質は、脳の表面からは見えない隠れたところに位置していて、
瞬時に後部で痛みの信号を受け取り、前部でその情報を感情や意識と結び付けます。
痛そうなのを見てもこの島皮質が痛いと判断をすると痛くなってしまうようです。
心因性筋痛症はここに関係することがわかっていて、
痛覚変調性疼痛(実際に神経や組織に損傷はないけれども、いつまで経っても痛みが残る状態で、ストレスなどの心因性や痛みの記憶が原因)ともいわれるようになりました。
代表的なものは線維筋痛症です。
心因性といえども一概ではなく、痛覚過敏や痛みの記憶、恐怖などの感情のレベルは人それぞれで、
このような痛みには一般的な鎮痛薬は効きません。
痛みと言えば、気圧の変化で頭が痛くなる人がいます。
気象病ともいわれていますね。
インフラサウンドは時速1200kmと言われているので、
それはそれは遠くの地震や台風をしっかりキャッチしてしまう方がいるのは当然なことです。
ここには内耳が関わるそうで、ある漢方が効く理由が分かったと院長が言っていました。
それとは別に、気圧に関係なく「曇りだから頭が痛くなるだろう」と自分で条件付け(予測)して、痛くなることも実際にあり、これは脳の島皮質ではなく前頭葉が関係しています。
また初めにも触れましたが、記憶されていることで起こる痛みは、脳の海馬が関係します。
痛みといえども様々な脳領域が関わっているので、
どの領域が関わるかによって、治療薬の選択や鍼治療の位置が変わってくることを把握しておくことは大事なことです。
ここまでは脳生理学と心理学との関係の痛みですが、
東洋医学的には、氣の流れが改善すると自律神経が調うことで消える痛みもありますので、
両方の側面から考える必要があります。
今後の 院長の治療選択に期待していきましょう。
ちなみに記憶喪失になると痛みも消えてしまうそうですよ。
広大な蕎麦畑は信州ならではの景色
新蕎麦が楽しみです!
■ 住所
〒383-0015
長野県中野市吉田890-1[地図]
■ TEL
0269-26-3001
■ FAX
0269-26-3002
■ 診療予約
あり/お電話にてご予約下さい。
■ 連絡方法
お電話にてお問い合わせ下さい。
■ 診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | / | ○ | ○ | ○ | / |
午後 | ○ | ○ | / | 手 | ○ | / | / |
■ 診療科目
形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
・・・・・・・・・・・・・・・・
オーソモレキュラー療法・高濃度ビタミンC点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ注射・遅延型アレルギー検査・各種レーザー治療
・・・・・・・・・・・・・・・・
安心安全な食の配信をしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・