中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

院長ブログ
2020.07.30

あなたが栄養療法を実践している医療従事者や治療の経験者であれば「な~んだ今更」とつぶやかれる内容ですが、いまだに多くの方がこの事実を知りません。片頭痛は薬剤の対症療法しか知らない方にはまず試して、改善したらこの事実を拡散していただきたいと願っています。

テレビの頭痛のCMではアレルギーの少ない非ステロイド系の抗炎症薬(ロキソプロフェンやイブプロフェン)が宣伝されています。痛みの原因物質であるプロスタグランジンを作らせないようにする効果があります。プロスタグランジンは胃の粘膜を保護する作用があるので、これらの鎮痛剤を使う際には胃痛などの副作用が生じやすいため胃の粘膜を保護する成分が配合されています。その他の副作用は腎障害、消化管出血、アスピリン喘息などです。また骨形成にも障害をもたらすため、栄養療法を実践する医師の間では若いころから頭痛や生理痛でこの薬剤の世話になっている女性が閉経後に骨粗鬆症に陥りやすい傾向にあることを懸念しています。また今年流行しているコロナウイルスがこの種類の解熱鎮痛薬を常用している方では増殖しやすいとの報告もあります。病院での処方でも同様ですので多くは胃薬を併用して処方されます。他の薬剤はアセトアミノフェン、トリプタン系の片頭痛薬などが多く処方されます。市販としては他の鎮痛剤やカフェインなどを一緒に配合して販売されています。

これが痛みで困った患者さんを手放すことなく確保する対症療法の代表です。整形外科領域も同様でしょう。保険診療では漢方の処方も行えますので、治療内容を漢方で完治の方向に導く努力は最低でもして頂きたいと感じます。

 


Q1:さて頭痛はなぜ起きるのでしょう?(脳出血や脳腫瘍などの器質的な問題は除きます)
 
A1:そのほとんどが首・肩・頭蓋内の血行の問題と気圧の変化です。
  漢方では瘀血(おけつ)と水滞(すいたい)の改善+気の流れの改善になります。

Q2: 具体的な治療方法は?

A2:
① ほとんどの片頭痛
片頭痛は「鉄の改善」だけで効果があります。クリニックの開業時の統計では95%の効果でした。ただし鉄欠乏か否かは一般に医師には判断できません。潜在性貧血を真に理解しているお近くの栄養療法実践医に相談してください。肩こりや冷え、睡眠の質、イライラ感、生理痛などの改善も期待できます。

②気圧の変化の頭痛
時に「鉄の改善」で血行が良くなり、浮腫みも改善することで効果がでることもありますが、そのほとんどは「水滞の改善」が必要なため経験上では漢方の方が効果的です。


 

つまり頭痛薬では“その場をしのぐ”ことができても、何も解決せず将来にも渡り身体に負債を背負うことになるのです。まだ整骨院や整体・鍼灸などで“気”を流して血行を良くしていただくほうが良心的な治療といえます。ただしこれで解決できるのは肩コリや首コリなどから来る緊張性の頭痛です。

片頭痛が女性や成長期のこども(骨などのコラーゲン生成に鉄が消費されるため)に多い理由を考えれば当たり前の事実であることが理解できると思います。

※当院を受診されるこどもの頭痛患者さんは、器質的な問題をまったく疑う所見でなくても皆さんMRIなどを撮っています。そして医師から「問題はありません」と言われ対処療法の薬剤を処方されるのです。それでも効果がなく他の不定愁訴もあると「精神科もご相談されてはどうでしょう?」とやんわりとつき放されます。そして精神科を受診し、ここでも病態の理解のない医師から薬剤を処方され、副作用からさらに体調を壊す方がなんと多いことでしょう。残念な医療の負の連鎖です。たしかに器質的な疾患を見逃さないようにという思いも理解はできますが、あと少しだけ学び対応していただければと毎日のように感じています。

※多くの医師は「鉄の改善」で頭痛がほとんど改善できる事実を知りません。ガイドラインには載っていないからです。また医師は血液データの基準値から判断して説明します。しかし基準値が何から作られているかも知りませんし、健康な方のデータがどのようになるかも知りません。全国の栄養療法実践医であれば「鉄」だけで1~2日講義できる知識を持っています。安易に薬を処方する医師の変化に期待せず、患者さんやその家族が学ぶことが自分の身を守ることです。

たかはしクリニック院長高橋嗣明

形成外科の専門医。たかはしクリニック開設以来、形成外科の治療だけでなくオーソモレキュラー療法をはじめとする多様な治療を実践し、多くの慢性の難治疾患の治療にあたっています。北里大学医学部・北里大学大学院卒業、東京大学客員研究員・博士号取得。

 

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形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
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