たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
空気の乾燥する冬の間、60歳以上の方は、老人性乾皮症という名があるくらい 皮脂分泌量の少ない下半身の皮膚がカサカサ、ザラザラになっている方も多くいらっしゃることと思います。
乾燥していると、痒くもなりますよね。
さらに、毛嚢がなく皮脂分泌が唯一ない部分の、足の裏や手のひらは、角層が厚くなり、乾燥下ではひびわれ、あかぎれができやすくなってしまいます。
足の裏も顔も 同じ皮膚といえども役割が違いますので、角層は体の部位によりかなり差があります。
外陰部は6層、顔は7~10層、体幹は14~15層、手背足背は25~30層、手掌足底は50層、かかとは90層近くもあるそうです。
さらに角層の薄い顔の中でも、まぶたと頬の役割は違い、瞬きを繰り返すまぶたは柔らかく、皮脂分泌がほとんどないため、ニキビはできません。でも、頬はニキビの好発部位です。
皮下ではその部位に見合った分化をしながら、特有の皮膚をつくりだしているのですね。
そして顔の中では唇が全く違うものに見えますが、どうなっているかというと、その表面は、普通の皮膚ではなく、粘膜に近い扁平上皮からなっています。だからバリア機能もかなり落ち、他の顔の皮膚よりも水分喪失量は3倍にもなり、乾燥した冬にはひび割れてしまうのです。油分たっぷりのリップケアで保護をしましょう。
栄養が十分に足りていることも健康な肌作りには必要です。
コラーゲン材料となる鉄、タンパク質、ビタミンC、潤いに必要なビタミンA、正常なターンオーバーに亜鉛、血流改善にビタミンEが必要です。これらの栄養素は、ビタミンC以外は ほとんど魚介類や肉に含まれているため、普段からタンパク質をよく食べること。その積み重ねが、肌質に影響を及ぼすことも知っておいてください。
外的刺激から守るために作り出した皮脂を洗い流し過ぎないことも大切なので、石けんの使用を控えていくこともよいでしょう。
毎年恒例で、乾皮症(ドライスキン)を繰り返している方は、早い時期からの保湿剤をこまめにつけていくだけでも ずいぶんと違います。
ドライスキン、ひび割れにならないためには、角層がどれだけの水分保持をしているかがポイントになります。
角層の下にある表皮は内側から作り出した水分がありますので、角層下部は比較的潤っています。角層中,上部は厚くなれば外的環境により乾燥しがちです。
それが蒸発しないように角層中,上部の水分含有を高く保つのです。そのためには、初めの段階ではオイルでコーテイングするのではなく、水分を含む保湿剤を塗ると、ぐんぐんその保湿剤の水分が吸収されていき、繰り返しつけていくことで、水分がある一定に達すると保てるようになります。(イメージはお風呂に入っていると、かかとも手のひらも水分を含み柔らかいですよね)
皆さんはどんな保湿剤を使っていますか?
保健薬ではヒルドイド(痒くなる方が多い)、パスタロン(尿素クリーム)、ワセリン(油膜コーテイング)ぐらいしかなく、アトピー治療に耐え得る伸びのよいタイプを求め、なければ作ろうということで、数年前に ”セラモイス” を開発しました。
もちろん、石油系界面活性剤, 合成着色料, 防腐剤不使用、無香料です。
試作を繰り返し、作ってはアトピー性皮膚炎の方に提供して評価をしていただき、当初求めていた ”セラモイス” が出来上がりました。
その後、さらに質を高めるために、霧島山麓のケイ素の多い天然水に変えてできたのが、現在の ”セラモイスプラス” です。
ケイ素は、水分蒸散を防ぐ効果や、ヒアルロン酸産生にも働くことがわかっています。こちらに変えてから、より保湿力も維持されるようになりました。
すでに沢山の患者さん方に愛用していただいていますが、低刺激で べたつかず、とてもさらさらとして使いやすいタイプなので、顔、体どこにでもお使いいただけます。
一日に何度も繰り返しつけ、外的要因の乾燥から肌を守るようにしていきましょう。
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