たかはしクリニック副院長高橋真弓
栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師
八体質医学は、将来の病気が予想できる特殊性があります。
人の身体は複雑ですが、経絡を追ってみていくと見えてくることがあり、
ある臓器とある臓器の不調和が生じると、そこに関係する病気が引き起こされることがわかっています。
八体質医学は、臓腑の不均衡が八つに分かれますが(木陽、木陰、土陽、土陰、金陽、金陰、水陽、水陰体質)、
膠原病や自己免疫疾患は、いずれも “陰”の体質が関わってきます。
自己免疫疾患である関節リウマチは木陰体質の人に多く、重症化しやすいと言われています。
症状が比較的軽いリウマチの方は水陰体質。
リウマチと考えてもおかしくない変形性膝関節症は、金陰体質に多い。
何故 ”陰” なのか?
ひとつに、
陰体質の臓腑の不均衡を見ると、いずれも「小腸」と「大腸」が関係しています。
小腸での何らかのトラブルが自己免疫疾患の発症につながっているようです。
木陰体質は、もともと小腸機能が強く大腸が弱いという不均衡があります。
食べてはいけない魚を主体に毎日食べていると、
小腸が強くなりすぎ腸内でサイトカインストームを引き起こし、免疫暴走が起きることで重症化していきます。
また、リウマチは消化管の冷えが原因だとも言われています。
魚は冷たい食物です。
もともと小腸の弱い水陰体質が魚を食べ続けると、
消化管を冷やし、リウマチ発症へとつながってしまう可能性が出てきます。
木陰も水陰もリウマチになりやすいですが、木陰のほうが小腸と大腸に不調和が起こりやすい関係にあり、それが重症化しやすい要因だと言われています。
日本人の誰もに魚食が推奨されるわけではなく、このようにかえって仇になることがあるのです。
栄養療法の考え方では、
抗炎症効果のあるEPA、DHAをリッチにしていくことを、リウマチやガンの患者さんにすすめていきます。
この八体質医学を学ぶ前までは、私たちもEPAのサプリメントや青魚をよく食べることを指導していました。
今では、保険薬のエパデール(EPA)も、木と水体質の人には処方しませんし、今まで出してしまっていた方は中止にしています。
そういえば、ヘパーデン結節の方でEPAが痛みに著効する人とそうでない人がいるのはこういうことだったのだとようやくわかりました。
魚介類を禁止することで、難治性の痛みが消えるグループがいるのです。
また、金陰体質は魚ではなく、肉食やコーヒーの摂りすぎが小腸大腸に関係し膝関節症になりやすいとわかっています。
これらのように、自分の体質を知ることで自己免疫疾患を予防することができます。
現在なっている方も、食事を改善すれば痛みがなくなる可能性も出てきます。
ステロイドや免疫抑制剤は痛みの治療にはなりますが、大腿骨骨頭壊死だけでなく、多彩かつ重大な副作用も発生します。
よって、できる限り避けていきたいと誰もが思うことでしょう。
現代医学には、
痛みとなる炎症がなぜ起きているのかを、個々に照らし合わせて考える術がありません。
いつでも大切なことは、病の原因であるはずです。
知らないということは治療の幅が狭まりますので、病院での治療のみに頼らないことも考えていきましょう。
食事改善だけで痛みがとれていくなんて嬉しいじゃないですか!
先週からぐんっと冷え、雪が降り始めました。
足元に気をつけてくださいね。
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