外での食事は、プロの料理やその空間を楽しむものですが、隣に座った方の化粧品や香水、柔軟剤の匂いがきついと、もう台無しです。
ついこの間も、食材の香りも楽しみにしている大好きな食事処に行った時に、
隣ではなく少し離れたところに座ったご婦人の匂い(たぶん化粧品)がきつく、頭が痛くなり吐き気もしてきてしまいました。
その方がお店に入ってきた瞬間に匂いに気が付くくらい部屋中に漂ったため、
まだ食事を開始する前でしたが、今日は心底から外食を楽しめないとがっかりしてしまいました。
さすがに鈍感な院長でさえも鼻を曲げていたくらいです。
何度もその方にお伝えしようと試みましたが、院長に止められ伝えることができませんでした。
これからも、この方はどこへ行くときも 周りに迷惑になっていることにも
自分が香害の元になっていることも気が付かず、日々過ごしていくのでしょう。
食事処の店主も匂いには本当に困っているとおっしゃっていました。
料理の香りも楽しんでいただきたい中、他のお客様にも迷惑が掛かっていることもわかっていても、
直接発生元のお客様に言うことができない と嘆いていました。
今や予約サイトに香害について触れて、理解した人が予約ができるシステムを導入しているところも増えてはいますが、
外人さんや自分の付けている香りが強いことに自覚のない人は、こんな決まりもスルーしてしまいます。
一昔前、タバコの煙で不快な思いや体調を崩す人がいて、どのお店でも禁煙になりました。
それと同じくらい害があることなのですが、
まだまだ世の中で理解を得られていないので、なかなか厳しいですね。
このほとんどの香料の主成分は、合成ムスク類や芳香化合物と言われる人工的に合成されたものです。
合成ムスク類は300種類以上も認可されているため、各社はそれぞれの組み合わせで独自の香りを作り出しています。
何をどう組み合わせているかは社外秘で、香料と書けばよいことになっています。
自然界にあるものではない化学物質は蓄積していくことで、
DNA損傷や生殖毒性などがあってもおかしくはありません。
肌への残留ももちろんあります。
内分泌かく乱作用により、生理不順や不妊症、発達障害などの原因も考えられます。
また、経世代毒性ともいわれますが、羊水や胎盤から 胎児へと移行することも懸念されていますので、
若い女性の使う化粧品や柔軟剤、芳香剤、消臭剤には細心の注意が必要です。
なるべく自然成分のものを選択するように努めましょう。
クリニックでも香水や柔軟剤の匂いがきつい方がいらっしゃるため、
化学物質過敏症の方は待合室で待つことができず、駐車場で待機することになります。
クリニック中がこの匂いで充満してしまい、敏感な方は吐き気を訴えます。
私も化学物質には超敏感ですので、このような方たちの訴えは十分に理解できます。
どの場所でも、誰もが過ごしやすい空間であるためには、
吸い込んだ化学物質で体調不良になる人がいることを理解して、
身に付ける香りにも配慮ができるようにしていきたいですね。
行政でも香害について発信しているところも増えているほど、香害は注目されています。
もっとTVとかラジオとか公共の場でもこの公(香)害について触れてほしいです。
でもスポンサーになっている企業の商品にケチをつけるのと同じなので、無理だろうなぁ。
余談ですが、たまに東京に行った時に駅構内の人混みの多さに辟易してしまいますが、
何より吸い込む空気が、化粧品や柔軟剤の化学物質、そこに汗や体臭までも入り交じり、
さらに 人々の吐いた息ばかりであると想像しただけで、
気持ちが悪くなり、どっと疲れ切ってしまうのは私だけでしょうか...
長野に帰ってきたときのひんやりとした澄んだ空気の良さにホッとします。
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