中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科たかはしクリニック

サプリメントがリニューアルされています

2018.12.14

ご来院の方はご存知だと思いますが、（株）MSSのサプリメントがパッケージだけでなく、内容がより充実したものに切り替わっています。
少しずつ紹介していきますが、まずは代表的な栄養素である「鉄」から。
今までのものはヘム鉄のみでしたが乳酸菌鉄も加わり、1粒で合わせて9mgの鉄が摂れるようになりました。

実は「鉄」というのは腸粘膜での吸収経路が、ヘム鉄の入口（HCP-1）と、非ヘム鉄やミネラルの入口（DMT-1）があります。ヘム鉄は主にフェリチンといって、貯蔵鉄として利用されています。最近では貯えずに直接利用できる経路もわかってきました。非ヘム鉄は肝臓で合成されるヘプシジンの影響を受けながらフェロポルチンとうい出口の開閉具合により、鉄過剰にならないよう調整されています。入口が違うのならば両方利用すれば、より効率が良いのではないかと開発されたわけです。

今までは腸環境が悪く悪玉菌優位になっていそうな方には、鉄サプリを控えてもらっていましたが、乳酸菌を培地にした鉄が加わったので利用しやすくなりました。死んだ乳酸菌とはいえ善玉菌のエサにもしっかりなります。胃腸にも優しい形で吸収されるので、数値的な変化も以前より良くなっていくことを期待しているところです。

普段レバーや肉を頻回に食べない方・塊などがでてしまう程月経量がとても多い方・成長期で鉄の需要が増えている方は、毎日2～3粒を目安に飲むと良いでしょう。
日本人は特に鉄不足の人が多いと言われています。
一般的な検査で貧血と診断されなくても（Hb値・血清鉄は正常範囲）潜在的な鉄不足（フェリチン低値）があれば、冷え・頭痛・肌荒れ・しみ・抑うつ・肩こりまでもひきおこす要因となり、女性を悩ますわけです。
男性の2倍は鉄分が必要ですが、一般的な女性がそんなに食べられるわけがありません。上手にサプリメントで補充しながら体調を整えていきましょう。

12月上旬のセミナーで、新しいサプリメントの紹介がありますので、新着情報があったらお伝えしていきます。

副院長　高橋真弓

たかはしクリニック副院長高橋真弓

栄養療法カウンセラー（一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP）、保健師、正看護師

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