中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

ONPブログ
2019.04.18

そんなに難しいですか? そんなにストレスがたまりますか? と思うほど「糖」大好き、「加工品」大好きの人たちがいます。

もうこうなったら依存症です。体内では高血糖・高添加物状態が記憶されていて、そこから離脱不能になっています。それは腸内細菌のエサにもなっており、体全体の免疫システムを崩す原因にもなっているわけです。腸管免疫は何をどれだけ食べたか、という食事の影響を強く受けます。アレルギー・精神疾患・糖尿病・炎症性腸疾患 など、あらゆる疾患に腸内細菌叢の変動が関わっていると考え、偏食にならないように、また食物繊維不足にならないように注意すべきです。

冒頭の方々は、ひたすら糖を求めてしまうばかりに、食事改善をした後も、米や麺はやめられても(自分では糖質制限をしていると思っている)、体に良かれと思いスムージーや甘酒・乳酸飲料は毎日しっかり摂っていて、おやつの煎餅やスティックコーヒー飲料も欠かせない(ちょっとならいいかという感覚)。こういう方はダイエットをしても痩せるわけもなく、いつもストレスをためイライラしているのが現状です。

先日、皮膚炎と便秘のひどいお子さんがIgGアレルギー結果のでた小麦・乳製品・米・大豆を1ヶ月ほど除去し頑張っていましたが、やっている最中から「食べるものがない」と怒りだし、ストレスからイライラがつのり、ピークになっていたんだそうです(こうなるのは鉄欠乏も関係します)。だんだん食事量も減っていき、給食の代わりに持っていった弁当がネックになり、「皆と同じものが食べられない」と言いだし、次の日から不登校になってしましました。
この家族のそれまでの食事は、マック好きで加工品や市販の総菜もよく利用していました。カレールーを使ったカレーの日も多く、もちろん菓子・パン・ジュースも毎日のおやつ。この10年以上繰り返されてきた食生活から、肉・魚・野菜中心の食生活になったため、作っているお母さんも手づくりに慣れていないからか、かなりストレスがたまっていきました。これを「かわいそうだ」「気の毒」と思うか…、いや思えません。すみません、院長や私からみれば「なんで出来ないの?」と思うようなことばかりで…(やはり細菌たちの仕業か!)。
ルーを使わなくてもカレーはできるし、小麦はなくても代用の粉ものはいくらでもあるし、米・パンを食べなくても何の不都合もないし。大豆は味噌・しょう油・豆腐 等、普段使いのものが多いので工夫が必要ですが、我が家の場合は、みそ汁はスープや米味噌等で代用していたし、しょう油はナンプラーや塩・こしょうで味付けします。一時期、刺身もゴマ油と塩で食べていました。

今やクックパッド等でグルテンフリー食を含む除去食のレシピはいくらでも入手できるし、スーパーでさえ除去調味料は置いてあります。このお子さん場合、そんなにストレスがたまるようなら、ストレスもかゆみの大きな原因になるので、好きなように食べたらどうですか?と提案しました(もちろん、それ以前に料理の仕方や代用品の紹介、アレルギー食の除去の仕方等を説明した上です)。そうか、依存になっている家庭は、そう簡単には食事改善は難しいのだな…と、改めて実感した症例でした。

しかし、将来のある子どもたちの味覚や体をつくってあげるのは、大人の務めなのですけどけどね…。

 
細菌たちの為せる業とはいえ、しばらく頑張ってくれれば菌叢(きんそう)も変わり、アレルギー症状も落ちついてくると思うのです。
そして抗炎症・抗アレルギー効果のあるEPAリッチの体内にしていくと、より良いことも話しました。青魚は毎日とり入れる。もたれる方は「スペクトラザイム」等の消化酵素剤を利用しながら上手にとり入れる。それでも無理ならサプリを活用していくことも有効です。

今回新発売された「EPAγリノ ミセル」は油脂代謝が苦手な方でも入りやすいタイプになっています。痛みも切れ味よくとれ、炎症もおさまってきます。脱ステロイド・脱ロキソニンを目指す方にはとてもオススメです。

ウルトラ・フローラ・アイビー(乳酸菌ビフィズス菌)EPAγリノ ミセル
私もメタジェニックス社の「ウルトラ・フローラ・アイビー」(乳酸菌ビフィズス菌)と「EPAγリノ ミセル」は毎日摂っています。
栄養療法をやりはじめた頃は、それまでの野菜中心から肉食に変換していたため、かなり腸内が乱れている感覚はありましたが、慣れたのでしょう腸内細菌たちがガラリと変化した様子がわかります。全く欲することのなかった肉を毎日欲するようになっています。決して真似をして、とは言いません。その人それぞれですから。お腹の声をよく聞き(100兆個もいる腸内細菌だもの聞こえると思います)、その時に欲するものを食べるようにしましょう。でも、くれぐれも「糖」や「加工品」依存とならないことを願っています。

腸内細菌叢の乱れは病気の出発点ですよ。

 
副院長 高橋真弓

たかはしクリニック副院長高橋真弓

栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師

 

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