中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

ONPブログ
2019.10.10

北信州はキノコ王国!
松茸とベニテングタケ
10月上旬はキノコが豊富に採れる時期で、キノコ名人の院長は毎朝山に入りたくてうずうずしています。先週末は、その名も「ペンション きのこ」へお泊りに行き、翌日はキノコ祭りに参加。普段は入山禁止の山に入れ、目をキラキラさせてキノコ狩りを楽しんだのではと、容易に想像がつきました。
ベニテングダケ・ハナイグチ・クリタケ、もちろんマツタケも!野生のキノコは大地の恵み。ありがたくお鍋やソテー、揚げ浸しや酢づけ等、この時期ならではのキノコ料理を堪能できて大満足です。

 
キノコは姿形・色・模様・触感…どれもとても個性的です。子どもたちも発達障害といえども特性は様々。
決して「困った子だ」と判断せず、まずその子のありのままを受け入れることが大切です。子どもたちもまた自然の恵み、宝ものですから。
何か意味があって、また伝えたくて多動になったり奇声を上げたり、コミュニケーションがとりづらかったりしているのでは…と、最近考えるようになりました。生化学的な考え方ではないけれども、エネルギーを少しずつ学ぶようになってくるとこんな考えもでてきます。今回は生化学をベースにした、発達障害の子どもたちへの、栄養療法のヒントが詰まった溝口先生の新刊をご紹介します。

腸から脳を整える最新栄養医学「発達障害は食事でよくなる」
経験豊富な溝口徹先生だからこそ、説得力のある内容となっていました。
発達障害と栄養の関係は、お分かりのとおり密接であり、これまでも糖質のとり方やグルテン・カゼインフリー食のすすめ、腸内環境改善・解毒についての指導は私どもも行ってきました。
これらの内容をさらに具体的に説明してあり、また今回はどんな症状や特性が何の栄養トラブルに関係するかのチャートも書かれています。例えば、こだわり・過敏さはビタミンB不足、多動は鉄不足などです。セルフチェックもできるため、お子さんや自分にも当てはまる項目があったら、対策のひとつにしてみるといいと思います。

小麦、乳製品が彼らたちにとって大きなリスクがあることは強調されています。グルテン・カゼインは細胞の解毒能力が低下することがわかっているので、脳の神経細胞内に毒がたまりやすくなります。さらに、モルヒネと構造体が似ているため、体は誤って反応してしまい麻薬と似たような中毒性がでてしまいます。繰り返しほしくなってしまったり、血液脳関門さえも通過してしまうため、ハイになったりイライラしたり、逆にボーッとしたり、頭痛までも起こしやすくなってしまうのです。これらを考えたとしても、給食にでてくるパン・めん・牛乳は本当に要注意するべきだと思います。腸の粘膜を荒らしてしまうリーキーガット症候群の原因にもなり、腸脳相関を考えると、結果、脳への影響が大となりますよね。自閉症・発達障害のお子さんは総じて腸内環境が悪いので、ついヨーグルトをあげてしまいがちですが、よく考えてください、やめましょう。
こだわりが強く、うどんばかり、パンばかり欲しがる子どもたちも余計に具合が悪くなる一方と理解していただきたいと思います。
腸の炎症は脳の炎症なのです。

今回、こんなことも関係するんだなぁと思ったのは、佐賀県の久保田史郎医師の研究内容です。久保田先生は福岡市の発達障害の子どもの数を調査した結果、1993年の完全母乳、2007年のカンガルーケアを導入した後に、急激に増加したことがわかり、関係があるのではと研究されてきました。
カンガルーケアとは出産直後産湯につけず、ベビーちゃんを裸のまま、ママの乳房のあいだで抱っこするケアのことです。愛着形成には一見良さそうですが、温かい羊水で守られていたベビーちゃんにとって、分娩室の25〜6度の室温は寒すぎ、一気に低体温になってしまいます。これは循環状態に影響を与え、低酸素や血圧の低下が起こるため、脳へのダメージは相当大きいものと思われます。
また、完全母乳も、とても良いイメージがありますが、出産後の母体は生後3日間ほどは、母乳分泌が少なく、ミルクも与えないでいると、脱水や低血糖をおこし、これもまた脳へのダメージが大きくなる要因となります。
ベビーちゃんが低血糖になる原因には、妊娠中のママの食事が影響していることもあり、つわりの影響で炭水化物中心だったり、甘いものや果物が大好きだったり、体重コントロールでカロリー制限されたりした結果、糖質依存の食事になっていると、出産時のママは高インスリン血症となっています(妊娠糖尿病だけでなく、正常な方も17%いるそうです)。これは臍帯からママの糖をもらっていたベビーちゃんが分娩時に臍帯を切られた後、すぐに低血糖に陥ることを示します。
これら、低体温・低血糖にならぬように、産院でのケア、妊娠時の食事も見直す必要が大いにあり、発達障害を防ぐ1つの手立てになる可能性があるということです。

発達障害にも自閉スペクトラム症・注意欠如・多動症・学習障害・チックや吃音等に分類されますが、オーソモレキュラー的な考え方は、この診断や分類にはこだわらず背景にある栄養や代謝のトラブルに対応していきます。
コンサータやエビリファイ等の薬を処方されがちですが、投薬よりまず、副作用のない食習慣の改善や栄養でのアプローチをおすすめします。
脳が育っていない未熟な子どもに薬を飲ますことをファーストチョイスにしないように。将来のうつや統合失調症などの病気へとつながったり、引きこもりの原因になる可能性もでてきてしまいますから…。

 
仕事も勉強も人間関係も食べ方を変えれば「ラク」になるかもしれません。
溝口先生の本を参考にして、できることからやってみてください。
クリニックでもいつでもご相談に応じます。

 
副院長 高橋真弓

たかはしクリニック副院長高橋真弓

栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師

 

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