中野市の形成外科,美容外科,皮膚科,整形外科 たかはしクリニック

ONPブログ
2020.02.13

お雛様

医療用のサプリメントは市販のものとは違い、材料も作り方も生体に効率よく代謝されるようにセレクトされ、考え抜かれています。そして、「天然で前駆体である」というオーソモレキュラーの真髄が守られているものしか取扱いません。
これらはどうしても合成のもののように安価に作れないため、一般のものよりも高い値段となってしまいます。
例えば、栄養療法に取り組んでいる全国の方々が一番利用しているサプリは、「Fe9ヘム&ビオ」です。60粒入りで5000円。1粒83円です。これは焼き鳥のレバー100gで摂れる鉄量になります。
この値段を高いと考えるかどうかはそれぞれなので何とも評価しにくいのですが、気軽にペットボトルを買ったりすることを考えれば、この1粒を毎日飲むことによって、徐々に頭痛が緩和されたり、朝すっきり起きられるようになったらどんなに良いでしょう。今お困りの方は栄養を十分に補充しなければいけない時期だと思い、上手に自分に投資してください。

そこで色々あるサプリメントをどう使いこなしていくか…
お金を出して飲むのならば、効果のある飲み方をしていただきたいと思いますので、今回はその飲み合わせのご提案です。

クリニックでは、よく「サプリを飲んだから全てが良くなるわけではありません」とお伝えしています。ベースはいかにその方が粗悪な食習慣を変え、交感神経がピリピリしない穏やかな毎日が送れるかがとても重要になります。その辺は心によく止めておいた上で利用してくださいね。

 
まずは、肌荒れやアトピー性皮膚炎の方用のサプリメントは何をチョイスしていくかです。
皮脂が上手につくれず、乾燥肌になり痒みがひどくかきこわしている方や、毛穴のつまりや盛り上がりが目立つ方はビタミンAを選びます。角化異常を正常化していく…ようは皮膚の生まれかわりを上手に促してくれます。ビタミンAはタンパク質がしっかり食べられていて、脂質代謝が良いとスムーズに体内利用されていく栄養素です。なので、低コレステロールである、あるいは総タンパク・コリンエステラーゼ・尿素窒素などのタンパク代謝を読み取るデータが低い人たちには、単純にビタミンAだけ摂っていても効きが悪いので、なるべく高タンパク食事にしていくように促します。
すると同時に亜鉛も摂取できるようになり、ビタミンA代謝もより促されるようになります。亜鉛サプリも加えてあげるとより細胞分裂が促され、ターンオーバーが整いやすくなります。甘いものやアルコールにより失われやすい栄養素なので気をつけてくださいね。

 
次にやはりコラーゲン合成を促していくことを考えなければいけないため、特に女性はの補給が不可欠になります(コラーゲン=鉄+ビタミンC+タンパク質)。鉄が少なくなると肌は本当に弱くなります。「化繊の服は着られない」「台所洗剤や柔軟剤ですぐ荒れてしまう」「あせもができやすい」「かゆくてブツブツがすぐ出来てかぶれやすい」等です。
これは1日1~2粒でも良いのでサプリを積極的に利用していくことをおすすめします。また、抗ヒスタミン作用のあるビタミンCも有効です。

食事では油脂の摂り方についても気をつけていく必要があります。皆さん、体内の脂質の分画を血液で測ったことはありますか。どうも炎症を増やしていく油脂がリッチになっている人が多いと感じます。やはり青魚に含まれているEPA等の「炎症を抑えていく油脂」がリッチな体にしていくことを目標におくと良いでしょう。「より刺身を食べ、菓子や市販の揚げものを少なくしていく」「トランス脂肪酸(マーガリン・ショートニング)は絶対に食べない」等を守っていただきながら、時にEPAサプリを利用します。すると徐々に赤みや痛痒みはおさまってきますよ。
体内の油脂の比率が良くなっていく過程が肌質を変えていきます。
本当にこのEPAサプリはいつも優秀だなあと感激します。

 
そして何より消化管を整えていく作業が優先的に高くなる場合もあり、腸ケアをすすめることも多いです。
この場合はメタジェニックス社の製品をチョイスします。まず、「ウルトラ・フローラ・アイビー」これは腸内フローラのバランスを整え維持したり、乳酸菌とビフィズス菌を補充していくことで粘膜のバリア機能を強化したり、免疫もアップしていきます。アレルギーやシーボも改善させていく効果があります。
市販のものより効果が発揮されるのは、菌を“150億個”という高濃度に配合していることと、胃酸や胆汁に耐性を示し腸まで生きた状態で届けられることが上げられます。

もうひとつ、「ウルトラインフラメックス・プラス360°」という製品も非常に効果的で、アトピーのひどい患者さんに選択します。このサプリは主に腸粘膜の慢性炎症を抑える作用があります。腸粘膜は内なる皮膚。常に有害物質にさらされているため、皮膚同様にターンオーバーを正常化し、修復していくことが必須となります。粘膜がボロの状態だと、全身の炎症はいつまでたっても治りません。細菌叢を整えていくことだけでなく、粘膜を正常化させていくことも、抗アレルギー対策には不可欠です。このサプリはライスプロテインをベースにして、ビタミン・ミネラルが総合的に入っているため、他のサプリを摂らなくてもまず第一選択にこれだけを利用いくこともよいと思います。

皮膚の異常は多様性があるため、「これがよい!」と万人共通のものがあるわけではないのですが、当院の経験上、おすすめしていくものはこのあたりになります。

 
まとめますと、

ベーシックなものとして
サプリメント
「A10000 ミセル」 1~2粒/日
「亜鉛 ビオ」 2粒/日
「Feヘム&ビオ」 1~2粒/日
「C1000+B」 1~2包/日
「EPAγリノ ミセル」 1~2粒/日

上に加えて
グルテン・カゼインフリー食・肉より魚中心の和食のすすめ・砂糖カット・トランス脂肪酸の禁止・便チェック・マインドコントロール

小さいお子さんの場合は
「ビタミックス コンプリート」1袋
「オーソサプリPro ヘム鉄」1~2粒/日(オーソサプリProの商品一覧はこちら
でも総合的に栄養補給できるため良いです。

サプリメント
先にこちらなのか、上と併用するかは相談で決めていく腸アプローチとして、
「ウルトラ・フローラ・アイビー」 寝る前に1日2粒
「ウルトラインフラメックス・プラス360°」1日スプーン2杯(少量からスタートすること。ビタミックスに溶くとおいしく飲めます)
(メタジェニックスの商品一覧はこちら

上に加えて
納豆や味噌等の発酵食品のすすめ(カンジダを考慮した上で)・キノコや海藻等の食物繊維食・水溶性珪素水の併用・食物アレルギーのチェック

どうでしょう。是非参考にしてみてください。これから少しずつお困りの状態別にサプリ選択法をお伝えしていきたいと思います。

 
春も近づいてきたので、クリニックにお雛様を飾りました。来院した際は是非お楽しみください。

 
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副院長 高橋真弓

たかはしクリニック副院長高橋真弓

栄養療法カウンセラー(一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所認定ONP)、保健師、正看護師

 

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形成外科・整形外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科
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