虫垂(ちゅうすい)は、大腸のはじまりにある盲腸に 6~8cmのヒモのように付いている臓器ですが、ピンとくる人は少ないと思います。
なかなかその存在と役割が注目されることはありません。
虫垂炎(盲腸炎ともいう)を起こしたときの右下腹部の激痛時に、その存在を知ることになるでしょう。
虫垂炎は、円筒状になっている虫垂の入り口に便の塊やリンパ組織などがつまり、中が細菌感染し炎症を起こした状態です。
初期の虫垂炎は、抗生物質投与で治りますが、
ほおっておくと、比較的早くに炎症が進み、進行すると溜まった膿汁が裂けたところから漏れて腹膜炎になる恐れも出てくるので、
合併症を起こす前に 外科医は ためらいなく 腹腔鏡下で切除術を選択します。
腹痛は、みぞおちあたりから始まりますが、だんだん移動していき盲腸のある右下腹部の圧痛が強くなってきます。
他の病気との判別のために、この痛みがどのようにはじまり、その程度で、どのように移動したのか、腹痛の特徴がわかるようにしておくと診断がつきやすくなります。
腹痛以外にも吐き気や便通異常、食欲不振、発熱などがありますので、訴えが分かりにくい幼児や高齢者などには注意してあげてください。
さて、虫垂切除後は身体に支障が出るのか...というと、健康上問題になることはほとんどありません。
虫垂は、切除をしても他で代用の効く臓器でもあり、
かわいそうですが無用の臓器と言われるくらい深く研究されることなく今日まできています。
でも本来、各臓腑は単独で働いているわけではなく、それぞれに役目があり相互作用により全身が管理されていると思うと、
人の身体にとって不要であればはじめから存在しないわけで、虫垂にも存在意義はちゃんとあります。
では虫垂は、どんな役割や働きがあるのでしょうか。
主に二つの働きがあります。
まず、
虫垂は免疫応答に関わり、脾臓や扁桃、リンパ節と共に、「末梢性リンパ性器官」といわれていて、
「中枢性リンパ性器官」の骨髄や胸腺で発生、分化、成熟したリンパ球が分布していて、感染防御を担っています。
もうひとつは、
腸内細菌の安全な隠れ家として存在しているようです。(※2025年腸内細菌に関する学術誌「Gat Pathogens」に研究論文が発表された)
安全な隠れ家とは、
例えば、腸が下痢や病気などで具合が悪くなると有用菌がすべて流され、消化管は弱ってしまいますが、
そうならないように、虫垂が隠れ家となり有用菌が一時避難できるようになっています。
そして病気が癒えたころ、かくれんぼしていた有用菌たちが、また新しく集団を形成し直し、
腸内細菌叢のバランスを元に戻していきます...このようなバックアップシステムの役目もあるのです。
このように、最近まで無くてもいいと言われていたものが、実は大切な役割を果たしていたということが見つかると、
まだまだ現代でも目に見える臓器ですら把握しきれていないというわけです。
私たちの体には不要なものなどなく、まだまだ解明されていないと謙虚に考えたほうがよいと思います。
医師の言うことが 全てではないということです。
5月23日〜6月14日まで信州なかのバラ祭りが開催される一本木公園を散歩。
バラはまだでしたがカモミールがたくさん咲いていました。
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